時は常に変化する5.~復刻版・手にとるようにわかる面白い易経

作成日:2009年2月23日

西荻窪での美女のライブ、
美女とは20年以上を経ての再会!
写真は後でUPします。
popboyさんに拉致されていました。
 この広報写真は、昨年12月に撮影したもの。
 【亞】をよく知る友人達からは「これ誰?」とか、
 「ウソだろう?!」と、あまりの詐欺具合に
 ブーイングされた一枚です。
(ふふふ…メイクのプロ&名カメラマンが頑張った結果なのじゃ)
~~~~~~~~~~~~~
復刻版「手にとるようにわかる面白い易経」
            
【亞】の玉手箱時代の復刻版です。
★“易占い”の解説ではありません★
【中国古典・易経】
5.時は常に変化する
「易」は一字で
変易(へんえき)・不易(ふえき)・易簡(いかん)
という三つの意味をもつといわれ
これを「易の三義(さんぎ)」と呼んでいます。
「変易」とは森羅万象(しんらばんしょう)
すべてひと時たりとも変化しないものはない。
「不易」とは変化には必ず一定の不変の法則性がある。
「易簡」はその変化の法則性を我々人間が理解さえすれば
天下の事象も知りやすく、分かりやすいものになる。
「変易」というのは、宇宙は刻々と変化してやまない。
時は巡りめぐってひと時たりとも止まず
すべての物事は変化し続け、同じ時はひとつもない。
森羅万象は刻々と変化しますが
それには必ず一定の不変の法則があります。
これを「不易」といいます。
春がずっと続くわけではなく
春の次に夏が来て、夏の次に秋が来て
秋の次に冬が来て
春、夏、秋、冬は一年を循環して
絶えずめぐっていきます。
一日をみても、朝、昼、晩と
循環して変化しています。
また、夏の後にすぐ春が来ることはなく
冬の次に秋が来ることもありません。
夏と冬が交互に入れ替わり立ち替わりして
春夏秋冬、順序を違えることなく
変化していきます。
「易簡」は「簡易」ともいわれます。
宇宙も自然も、人生も、必ず同じ
不変の法則性をもって変化していく。
変化と不変の法則を基とすれば
私たちが人生で遭遇する
さまざまな時も察知が可能である。
そして自然が教える法則性にならうならば
物事は理解しやすく、スムースに運んでいくだろう。
という考え方です。
松尾芭蕉が
「不易流行其基一也」(ふえきりゅうこうそのもといつなり)」
と説いた
「不易流行」説は有名です。
「不易とは、詩的な生命、永遠性を有する本体である」
とあり
「流行とは、流転していく、その時々の新風体である」
とあります。
そして、それは一つのものであると、
陰陽一体をいいあらわしています。
「不易流行」はさまざまに解釈され
不易は「変わらないもの」、流行は「変わるもの」
とする場合もありますが
この「易の三義」にあるように
「不易」は変化しない、動かないものの意ではありません。
「不易」も変化を意味します。
変わらないのはその法則性なのです。
私たちのまわりで絶えず変化するものとは
すなわち時です。
易経は「時の専門書」といえるほど
常に時、時、時と
自然と人生の時の変化を語っています。
どんな困難な時でも必ず物事というのは変ずる。
逆にどんなに良い状態も必ず変じます。
良い時は悪い時へと向かい
また悪い時は良い時へと向かう。
人生にはさまざまな時がありますが
「易は変を尊(とおと)ぶ」といって
変化するからこそ、発展があると尊んでいます。
この根底にあるのが
相対するものが対になって
作用することで変化が生じるという
陰陽思想です。
       続く
     
 ~編集後記~
 易経は中国最古の書で、四書五経のトップであり、
 帝王学の書とされています。
 時の専門書であり、自分のおかれている立場など、
 出処進退に関する行動の指針となるべき法則やルールが
 シンプルに著されています。
 易経には、幾(き)という言葉が頻繁に出てきます。
 幾とは物事が起こる時の兆(きざ)しです。
よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^)
           人気ブログランキングへ
『易経一日一言』が致知出版社から
 2月末に発売
されます。

関連記事