八重洲ブックセンターにて~『易経一日一言』発売!/時の変遷(へんせん)過程の原則11.~復刻版「手にとるようにわかる面白い易経」

作成日:2009年2月27日

友人Mさんから電話。
「八重洲ブックセンターに大きい看板付きで
 平積みされていたよ~~♪」
携帯写メールをいただきました。
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※Mさん、ありがとう!!
『易経一日一言』(致知出版社)発売されました!
「易経」一日一言.jpg
『「易経」一日一言』―人生の大則を知る
竹村亞希子著
致知出版社
価格(税込)1200円
「易経」は「変化の書」、また「時の専門書」といわれ、あらゆる時の変化に対応するための智慧が記されています。元は占いの書として発祥していますが、陰陽論に基づいた内容の奥深さゆえに、古代から研究が重ねられ、思想哲学、処世の智慧の書、また帝王学の書として発展した書物です。
 「易経」の教えは誰もが分かりやすい春夏秋冬を時の変遷を基としています。物事の栄枯盛衰の原理原則を根幹として、人生におけるあらゆる時に対応する智慧の枝葉を広げています。学んでいくうちに、どんなに激しい変化の波にも対応できる智慧を身につけ、さらにいち早く変化の「兆し」を察する直観力を体得するといわれています。
本書は一年366日、一日一言、「易経」に記される智慧のエキスを盛り込みました。時の原理原則を知り、時代の変化に対応するひらめきを得ていただける本です。
          ☆
復活!!
【亞】の玉手箱2
09年1月22日に削除された
【亞】の玉手箱 の、復活日記です。
削除時 77万2千アクセス
復刻版「手にとるようにわかる面白い易経」
            
【亞】の玉手箱時代の復刻版です。
★“易占い”の解説ではありません★
【中国古典・易経】
11.時の変遷(へんせん)過程の原則
いよいよ易経の本文に入るのですが
入門レベルの分かりやすい構成で書きます。
易経には六十四種類の卦(か)があり
一つの卦が
ある時のテーマと変遷過程を六段階で示しています。
起承転結で語られた、一つの物語と考えてください。
日記では、六十四種類の卦の中で
最も原則的な時の変遷をたどる
「乾為天」(けんいてん)という卦を主軸にします。
「乾為天」は龍伝説にたとえて記されています。
地に潜んでいた龍が力をつけ
飛龍になって勢いよく昇り
そして降り龍になるという龍の成長になぞらえて
人の人生、会社組織、技術論など
あらゆるものごとに通じる
時の変遷過程の原則を示しています。
この龍の成長過程を追いながら
陰陽論に基づく
「時の論理」と「社会倫理」を理解し
『時を読む洞察力』を身につけるヒントを
つかんでいこうと思っています。
「乾為天」の六段階の、時で区切り
時の段階過程の理解を補足するために
その他、数十の卦を取り上げていきます。
先ずは
全体の大きな流れとして
乾為天の時の変遷の概略を知りましょう。
第1.「潜龍(せんりゅう)」~変化の始まり
地に潜み隠れたる龍。
確乎とした高い志を描き
実現のための力を蓄える、という段階。
洞察力を養うための準備として
時の根本的な流れに目を向け
これからを想像することに始まる。
志を失わないための対処法。
第2.「見龍(けんりゅう)」~目が開かれる時
人を見て学ぶ龍。
人に見出され学ぶ龍でもある。
師となる人物を見つけ、基本を修養する段階。
時の流れの基本とは何か。
洞察の基を身につけていく習得方法。
現実を見つめる目を養い、向き合うための対処法。
第3.「君子終日乾乾(くんししゅうじつけんけん)す」
   ~道を反復する
意志をもって努力する龍。
自分の頭で考えて創意工夫し、技を生み出す段階。
時を省みることで
ものごとの前兆である兆しのあらわれを知る。
時の方向を察する力の付け方。
マンネリや緩みへの対処法。
第4.「躍龍(やくりゅう)」~自ら試みる時
タイミングを計る龍。
独自の世界を創る手前の段階。
兆しを見極め
時を判断して行動するためのスタンスの取り方。
客観的にものごとを捉える目を生かす方法。
第5.「飛龍(ひりゅう)」~変化を起こす
大空を飛翔する龍。
一つの志を達成し、隆盛を極めた段階。
洞察力を自在に使い、時と兆しを察する力を保つ。
リーダーとして軌道をはずさないための対処法。
第6.「亢龍(こうりゅう)」~平らかなものは必ず傾く
傲(おご)り高ぶりのために降り龍となる。
一つの達成に行き着き
窮まって衰退していく段階。
洞察力が衰え、時と兆しを
見極められなくなる傾向とその対処法。
特別編.「群龍(ぐんりゅう)」~首なきを見る
陰陽の用い方。
易経が説く、時を用いていくための
教えのまとめ。
以上の構成で日記を書き進めて行きたいと思います。
できれば、易経の本を手に入れ
日記とともに読まれれば
なおさら、ストンと腹に落ちるでしょう。
          続く
 ~編集後記~
 易経は中国最古の書で、四書五経のトップであり、
 帝王学の書とされています。
 時の専門書であり、自分のおかれている立場など、
 出処進退に関する行動の指針となるべき法則やルールが
 シンプルに著されています。
 易経には、幾(き)という言葉が頻繁に出てきます。
 幾とは物事が起こる時の兆(きざ)しです。
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