今日、5月6日から岡山~広島へ出かけます。
・6~7日ー勉強を兼ねて岡山県高梁市の“山田方谷の郷”へ。
「御船宿いろは」&「油屋旅館」泊。
・8日ー岡山木鶏クラブで講演。
・9日ー広島木鶏クラブで講演。
・10日ー広島で講演。
なので、本日から10日までの易経一日一言、
5日間分を一挙掲載しておきます。
ではでは、行ってきまぁ~~す!
★「窮すれば通ず7.~日経eブック
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★5月6日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆結束を固める
由豫(ゆうよ)す。大いに得ることあり。疑うなかれ。
朋(とも)盍(あい)簪(あつま)らん。(雷地豫)
「由豫(ゆうよ)」は、これに由(よ)って楽しむ。
「朋」は仲間、同志。 「盍」はよせ集めてとじる。
「簪」は冠の付属品であるかんざし。
古代中国の男性は髪を束ねてねじり上げ、かんざしで留め、冠をかぶっていた。
多くの仲間と志を行う時は、末端から髪を束ねてねじるように結束を固め、
一本のかんざしで志を貫くようにまとめ上げる。
この段階を踏むことで、疑念を払拭し、
志を達成して楽しむことができるのである。
★5月7日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆戦争と規律
師(いくさ)は出づるに律(りつ)をもってす。
否(しか)らざれば臧(よ)きも凶なり。
(地水師 ちすいし)
「師(いくさ)」とは戦。 出陣する前には、
まず内部にしっかりとした「律」規律を持つことが重要である。
それを怠れば、勝利を得たとしても必ず禍がある。
戦争で混乱すれば、規律を失いやすい。
兵が上部の命令に従わなければ、最初から負け戦になる。
もし勝利したとしても、その後も混乱し、統治するのが難しい。
これは戦争に限らず、多くの人を使って事業を興す場合の教訓ともなるだろう。
★5月8日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆正義の戦い
師(いくさ)は、貞(てい)なり。
(地水師 ちすいし)
「師」=戦は正しいものでなくてはならない、と易経はいう。
こちらから仕掛けるものではなく、
国を守るため、生き延びるために、やむを得ず行うもので、
国民がこの戦争は起こさざるを得ないと心が一致する戦いをいう。
利益や名誉を求めるような戦は決して起こすべきではないという教えである。
★5月9日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆蛮勇(ばんゆう)の愚(ぐ)
その尾(お)を濡(ぬ)らす吝(りん)なり。
象に曰く、その尾を濡らすとは、また極を知らざるなり。
(火水未済)
狐が川を渡る時は、
尾を濡らして負担にならないように、尾を高く上げて泳ぐ。
しかし未熟な小狐はまだ自分の分際を知らず、蛮勇になり、
軽挙妄動して川に飛び込んで尾を濡らしてしまう。
火水未済(かすいびせい)の卦(か)は未熟な時、未完成の時を説いている。「吝(りん)なり」とは、恥ずべきこと。
過ちは改めなくてはならない。
★5月10日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆危険を逃れる
遯(とん)は亨(とお)るとは、遯(のが)れて亨るなり。
(天山遯)
「遯」は豚に走ると書き、退避、隠遁する。
非常なる危険が迫っている時は素早く退避すべきであり、
また、隠遁すべき時は地位や財産を捨ててでも退き、
時期の至るのを待つべきである。
君子の進退として、「退く時は義をもって退く」という言葉がある。
「義」は刀をもって伐(き)る、裁くこと。
つまり、逃れる時は、自分の身を伐るような決断を要す。
天山遯(てんざんとん)の卦(か)は、
逃れるべき時は自分の意志や欲を捨てて逃れよ、と教えている。
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