窮すれば通ず10.
(日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より)
朗読 江守徹 解説 竹村亞希子
※窮すれば通ず9. の続きです。
※「沢水困(たくすいこん)」の卦です。
江守朗読:
貞(てい)なれ、
亞:
徹底して自らを鍛え、奮い立たせ、志を貫きなさい。
順境の時よりも元気に、活発に、生命力を高めなさい。
徹底した質素倹約を実践しながら、その変化を楽しみなさい。
大人(たいじん)は吉(きつ)なりとは、
剛(ごう)中(ちゅう)なるをもってなり。
一番苦しいとき、極限状況におかれたときに、
どのような心構えで対処行動をするのかで、人間が決まるといいます。
大人は、困難な状況をバネにしてより元気に、明るく前向きになります。
なぜでしょうか。
不遇・逆境にあるときに、
人ははじめて鍛えられるということを知っているからです。
「大人は吉なり」。
気力をますます充実させ、活力を漲らせ、
その恩恵は、周囲に勇気と希望をもたらしていくのです。
大人であれば、それが出来るといいます。
続く
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