3日分の易経一日一言

作成日:2009年6月8日

今週末にかけて所要でブログが書けないかも?
で、今日は3日分UPします。(^^)
★一日一言のあとに
 一般の方も参加可能な「易経」講演のお知らせがあります。
★6月5日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆心の鏡を磨く
自ら明徳(めいとく)を昭(あき)らかにす。
              (火地晋)

太陽が自ら地の上に昇っていくように、自ら、明徳を明らかにする。
「自ら」とあるのは、自分の心を明るく保つのは自分自身であって、
人に頼ることではないという意味。
明徳は私欲に囚(とら)われていると曇(くも)ってしまう。
だから、自分の心の鏡が曇らないように、
日々、自分で意識して磨かなければならないのである。
 
火地晋(かちしん)の卦(か)は、
太陽が昇るように前進して、明徳が明らかになっていく時を説く。
★6月6日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆幽明(ゆうめい)の故(こと)を知る
仰(あお)いでもって天文(てんもん)を観(み)、
俯(ふ)してもって地理を察す。
この故(ゆえ)に幽明(ゆうめい)の故(こと)を知る。
                 (?辞上伝)

「幽明(ゆうめい)」の「幽」は形なく眼に見えないもの。
「明」は形あって眼に見えるもの。
たとえば、身体は明、精神は幽であり、
現在は明、過去と未来は幽である。
 
天の巡りを仰ぎ観て、伏して地上の理(ことわり)を観察するとは、
物事の情態を真っ直ぐに観て、その真相を知るならば、
必ず裏の眼に見えない情態も見えてくるということである。

★6月7日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆危うき者
危うき者は、その位(くらい)に安んずる者なり。
亡(ほろ)ぶる者はその存(そん)を保つ者なり。
乱るる者はその治(ち)を保つ者なり。
               (?辞下伝)

 
盤石(ばんじゃく)と安心しきっていると地位が危うくなる。
いつまでも存続すると思っていると亡ぶ。
よく治まっていると気を抜けば乱れていく。
 
時は常に変化して状況は変わる。
盤石の安泰などあり得ない。
 
壊乱(かいらん)の兆しは必ず油断する安定期に生ずる。
自戒警戒して対処に備えるべきである。

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