鼎の軽重を問う~易経一日一言

作成日:2009年7月19日

16日の埼玉県入間市の「人事院公務員研修所」での
課長級行政セミナー「東洋思想の原点『易経』の知恵」。
3年目の今年は各省庁から22名でした。
・S参事官さんが「ブログを見ましたよ」。
 わおっ!? 嬉しい~~!!
・O課長さんは
「数多くのリーダーシップ論を読みましたが、
 その基本がすべて易経に書かれていたのですね」。
・K課長さんは
「自分の属してる省が、兆しを観る仕事そのものであり、
 龍のやるべき仕事そのものなのです」。
・F課長さんは
「兆しの読み方を学ぶこと。
 陰を生じさせるということが大切であるという考え方」
・進行を担当されたM部長さんは
「社会の声を聴くことですね」
その他、多くの貴重なご意見をありがとうございました!!
今回のセミナーに限らず、
いつもお話させていただく度に勉強になる。
また「あれを話さなかった、これも言い足りなかった…」と、
後で気付くことがよくある。
いっぱい伝えたいという思いが強い時に、それがより多いような気がする。
しっぽさん、ありがとう!
ゆきさん、ありがとう!
一般の方も参加できる「易経」講演会が、
8月3日(月)、岐阜商工会議所で開催されます。
詳細は一日一言のあとのお知らせをどうぞ。
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 今回は、一般の方もご参加いただけます。

★7月18日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆耳目聡明(じもくそうめい)
巽(そん)にして耳目聰明なり。
          (火風鼎)

火風鼎(かふうてい)の「鼎(かなえ)」は、
天への供物を煮炊(にた)きする大鍋である。
重要な祭器であり、古代中国では国威を表す象徴であった。
そこから統治者の実力や国家権威を疑うことを
鼎(かなえ)の軽重(けいちょう)を問う」というようになった。
 
鼎は王が賢人に饗(きょう)する際にも用いられた。
賢人が多く集まれば鼎は重く大きくなる。
「巽(そん)」は従順、謙虚。
リーダーが謙虚に賢人の意見に耳を傾け、
「耳目聡明(じもくそうめい)」であれば、
国の権威は保たれ、鼎の軽重を問われることはない。

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