始まりを弁える~易経一日一言

作成日:2009年9月11日

★9月10日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆始まりを弁(わきま)える
帰妹(きまい)は人の終始なり。 説(よろこ)びてもって動く。
帰(とつ)ぐところのものは妹(まい)なり。
征(ゆ)けば凶なりとは、位当たざればなり。
              (雷沢帰妹)


女性がお嫁に行くのは、妻としての人生の始まりである。
しかし、若い女性のほうから夢中になって嫁いでいくのは
始まりの立場を誤っている、と教えている。
 
ここでは男女の婚姻に喩えているが、何事も始めが肝心である。
一時の感情で意気投合し、
お互いの立場(位)を弁(わきま)えずに始めたものは、
結局、成り立つことはない。
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