虎の尾を履(ふ)む~易経一日一言

作成日:2009年12月11日

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★12月10日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆虎の尾を履(ふ)む
虎の尾を履(ふ)むも人を咥(くら)わず。
亨(とお)る。
           (天沢履) 

 
「虎の尾を履む」とは極めて危険なことの喩えだが、
出典である天沢履(てんたくり)の辞には、
分外の危険を冒しても虎に食われずに
最後まで仕上げることができるとある。
「履(り)」とは草履(ぞうり)の履(り)で、
「踏(ふ)む・履(ふ)む」という意味がある。
何を踏(ふ)むかというと「礼を履(ふ)む」のである。
 
分外の大業を為すという自覚があれば、
力のある人(虎)に頭を下げ、謙虚に物事を学ぼうとする。

その姿勢を貫けば、困難や危険を乗り越えていけるということだ。
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