悦(よろこ)んで艱難を進む~易経一日一言

作成日:2010年1月30日

☆日経オーディオブック第4弾の配信予定は2月3日です!
「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
 洞察力で観る、の意。
『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。

★1月29日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆悦(よろこ)んで艱難(かんなん)を進む☆
説びてもって民に先立つときは、民その労を忘れ、
説びをもって難を犯すときは、民その死を忘る。
                (兌為沢)

兌為沢(だいたく)の卦(か)は悦(よろこ)ぶ、悦ばせる時を説く。
ここで教える悦びは、表面的な悦びでなく、本来的な悦びである。
 
上に立つ者が自ら喜んで骨折り仕事をして民を率いれば、
民は労苦を忘れる。
同様にして艱難にあたれば、
民は困難のために命を投げ出すことも顧みない。
 
甲斐のある労苦や死は、雄々しく臨むという悦びに転化するものである。


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