金曜日から札幌です。
明日、土曜日は応用編、日曜日は入門編のセミナー。
そして講演へと続く。
名古屋に帰るのは来週の火曜日。
だから・・・遅くなったけど、
易経一日一言は4日分UPしておきます。
そうすれば、40歳からの仕事術 IIさんは
きっと毎日一言ずつ掲載してくれると思います。
ねっ! 40才からの仕事術 IIさん~♪
☆『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。
★2月12日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆漸進(ぜんしん)する☆
漸(ぜん)の進むや、女(じょ)の帰(とつ)ぐに吉(きつ)なり。
進んで位を得、往きて功あるなり。
(風山漸)
「漸(ぜん)」は、段階を経て、順序正しく段々に進んでいくこと。
女性が嫁ぐ時は、このように進むのがよい。
足踏みしているかのように見えて、
休まずゆっくりと着実に進んで行けば功績があるといっている。
風山漸(ふうざんぜん)の卦(か)は、苗木が大木に育つような、
ゆっくりとした進み方を勧めている。
大地にしっかり根を張り、結果を焦らず着実に一枝一枝、
生長することによって大木となる。
これは人間にもあてはまる。
★2月13日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆自然体☆
无妄(むぼう)は元(おお)いに亨(とお)り
貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
それ正にあらざるときは女瘁iわざわい)あり。
(天雷无妄)
「无妄(むぼう)」の「无(む)」は「無」の古字。
「妄(ぼう・もう)」は妄(みだ)り、望み。
つまり、妄(みだ)りでなく、また望みも欲もない。
そこから「无妄(むぼう)」には自然体・無作為、
流れのままという意味がある。
人為的なことはすべて「女瘁iわざわい)」禍であり、
それは「无妄の正」にあたらない。
天雷无妄(てんらいむぼう)の卦(か)が教えているのは、
よけいなことをしなくても、
人間は自然に養われるということである。
★2月14日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆人欲を省く☆
无妄(むぼう)の往(ゆ)くはいずくにか之(ゆ)かん。
天命祐(たす)けず、行かんや。
(天雷无妄)
「天命祐(たす)けず、行かんや」とは、
人間はすでに無為の自然に養われているから、
无妄(自然な流れ)を外れて人欲に走っても天は助けない、という意味。
自然に則して生きるとは、自分の願望を追うことでない。
人間は何かしなければ生きていけないと思っているが、
むしろ、ほとんどの望みや欲を省くことで、
最も大切なことを得ると説いているのである。
★2月15日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆教思無窮(きょうしむきゅう)☆
君子もって教思(きょうし)すること窮まりなく、
民を容(い)れ保(やす)んずること疆(かぎ)りなし。
(地澤臨)
「教思無窮(きょうしむきゅう)」とは、
上の者が下の者を養い育てること。
「教思(きょうし)」は教え導き、深く思いやる。
「無窮(むきゅう)」は限りなく受け入れ導く。
人を育てるには、これだけ教えればいいだろう、
これだけ思いやればいいだろうと限界を決めずに、
度量深く受け容れ、繰り返し教え高めなくてはならない、と教えている。
地澤臨(ちたくりん)の「臨(りん)」は臨む、
高いところから低いところをみること。
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☆「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。