東京から帰宅しました。
相変わらず時間の余裕がないので、
易経一日一言、今日も3日分です。
☆『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。
★3月4日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆性命を正しくす☆
おのおの性命を正しくし、大和を保合するは、すなわち利貞なり。(乾為天)
天道の働きに養われ、生きとし生けるものはそれぞれ、
生まれながら持っているもの(性)と、
天から授けられた天の働きと同じ力(命)を活かして、物事を成就する。
「大和を保合する」とは、大きな調和を失わないこと。
個々がそれぞれに、男子たらんと、母たらんと、
教師たらんと自分に与えられた天賦・職分を果たす。
これこそ正しく宜しい道であり、それが世の調和を保つのである。
★3月5日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆庸言(ようげん)庸行(ようこう)☆
庸言(ようげん)これ信(まこと)にし、
庸行(ようこう)これ謹(つつし)み
(文言伝)
「庸」は中庸の庸であり、「常」の意味。
日常の言葉に嘘や飾りがなく誠実であり、
日常の行ないは時に適ったものであるかどうかと見極める。
「謹(つつし)み」とは「畏(かしこ)まり、縮こまる」ことではなく、
「すべき時にすべき事をする」こと。
その見極めに緊張感を持ってあたる、という意味である。
シンプルなようで、なかなかできることではないが、
このような態度で日常を送ることが大切である。
★3月6日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆進退存亡を知る☆
それただ聖人か。
進退存亡を知って、その正を失わざる者は、それただ聖人か。
(文言伝)
人は隆盛を極めると必ず驕慢になり、道を過(あやま)つ。
栄枯盛衰を繰り返してきた史実をみても、
終わりまで全うする人は少なく、大多数が後悔を免れない。
進めば必ず退くべき時があり、
存する者は亡ぶことがあると正しく弁えるのは聖人だけだろうか。
進退存亡を知ることの難しさを戒めた言葉である。
人間は、過去や歴史から学ばなくてはならない。
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☆「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。