王道を往く~易経一日一言、また2日分

作成日:2010年3月7日

易経一日一言、今日も2日分です。
40歳からの仕事術さんの日記、面白いです。
それなのに私のコメントが、かなり遅れています。
申し訳ない。
このところの忙殺・・・が過ぎるまで、もうしばらくお待ちを。 
      ↓
『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。

★2月24日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆匕鬯(しちょう)を喪(うしな)わず☆
震は百里を驚かせども、匕鬯(しちょう)を喪わず。
                 (震為雷)

「震」は雷、突発して起こる変動を意味する。
「匕鬯(しちょう)」の「匕(し)」は神霊に供物を奉ずる匙、
「鬯(ちょう)」は儀式に使う香りのよい酒。
どちらも重大なもの、大切なものを表す。
 
雷は遠くても稲妻が光り雷鳴が響くが、
大切な祭祀(さいし)の儀式の最中であれば、
君主は祭器と酒を放り出して逃げたりしない。
 
突発的な事が起こっても、
パニックに陥って大事なものを投げ出さず、
状況をよく見て冷静に判断することを教える言葉。
★2月25日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆王道を往く☆
憂うるなかれ。
日中に宜しとは、宜しく天下を照らすべしとなり。
                (雷火豊)

雷火豊(らいかほう)の卦(か)は勢い豊かな時を説く。
豊かな時に衰時を考えることは明知である。
しかし、いたずらに憂いてはならない。
「日中に宜し」とは、陰で動いたり謀を働いたりせずに、
日の下に明らかにすること。
天下のすべてを明るく照らすことは、
王の王たるものが到達できる王道である。
 
すべてを成し遂げながら、
地位の衰退や謀反を憂いて不明を働き、滅びた王は多い。
そうならないように、という教訓である。


よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^)
           人気ブログランキングへ
twitter(ツィッター) やってます~♪
☆「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾は『兆しを観る~風地観・火風鼎』
itunestore_audiobook4.gif
 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
 洞察力で観る、の意。

関連記事