立場をわきまえる~易経一日一言

作成日:2010年3月15日

『40歳からの仕事術 II』さんの日記、
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して、
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。

13日まで白馬の五竜へ、スキーです。
だから今日は3日分です。
★3月11日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆立場をわきまえる☆
陰の陽に疑わしきときは必ず戦う
            (文言伝)

臣下が強大な勢力を持ち、
あたかも自分が君主(陽)のような振る舞いをすれば、必ず戦いが起きる。
 
下の者が上から物をいえば、上の者の逆鱗(げきりん)にふれる。
従の立場の者が主であると勘違いすると戦いの種になる。
陽と陰では強さの質が違う。
陰の陽に勝るところは、加重にも軽々と耐え、徹底的に従い、
慈愛をもって受容する精神である。そのことを忘れてはいけない。
★3月12日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆族を類し物を弁ず☆
族を類し物を弁ず。(天火同人)
「族」は一族。
立場・身分・能力は違っても、同じ志を持つ同類をいう。
一致協力する時は、志すものが異なっていては成し得ない。
天火同人は、人と協同して同じ志を達成する道を説く卦(か)だが、
とはいえ同人は何もかも同じという意味ではない。
 
人物をよく見分け、弁(わきま)えて、
同志を集めることが肝心と教えているのである。
★3月13日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆天地の位☆
天地の位を設けて、聖人能を成す。
              (?辞下伝)

古(いにしえ)の優れた人物は、天地の働きを明らかにし、
陰陽を定め、変化の理を世に用いた。
 
天の運行によって、地に雨や陽射しが注ぎ、万物を育てていく。
この働きを常道とし、物事の判断基準を定めたのである。


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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
 洞察力で観る、の意。

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