旅に出る~易経一日一言/流石!プロの仕事師~『サン・ジョルディの日』顛末記

作成日:2010年4月23日

『サン・ジョルディの日』顛末記~続き
※十数年前、新聞に連載したエッセイを加筆修正したものです。
4月23日は『サン・ジョルディの日』!
~女性は愛する男性に本を贈り、男性は愛する女性に花を贈る~
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7.流石!プロの仕事師
スペインの空港でわたしを「詐欺師」と疑ったT社長だったが、
帰国後の八面六臂の大活躍振りには目を見張らされた。
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社長の卓越した情報収集力と智略縦横な判断のもとで、
私も一緒に東奔西走した。
書店業界と生花業界、外務省や文部省その他の役所関係や行政、
そして経済界や文化人への働きかけ…など。
 
そのひとつひとつの場面で臨機応変にこなしていく能力は、
流石であった。
素晴らしい人々との出会いも会った。
数年分の修行をたった一年で体験できたような気がする。
 
翌年、日本ではじめての「サンジョルディの日」がスタートした。
全国7都市でフェスティバルが開催され、
TVではじめての日本~バルセロナの衛星中継が全国ネットで放映された。
 
しかし、白状すると、わたしは、サンジョルディの産みの親だが、
この新生児を育てなかった。薄情な母親である。
 
サンジョルディの日を、
ここまで育ててくれた“育ての父親”達がいたからこそ、
イベントとして根付いたに違いない。
 
そして無論、私の予見したとおり
‘92年オリンピックはバルセロナで開催された。
10年後の1996年、日本での功績が評価されて
4月23日を”世界本の日”として、ユネスコに指定された。
★4月22日の『易経一日一言』(致知出版社)より
☆旅に出る☆
旅は少しく亨(とお)る。
     (火山旅)

「旅」は旅に出ることであるが、現代の旅行とは異なり、
古代は交通手段もなく、旅は不安と危険を伴う辛いものであった。
 
これを現代の状況で考えるならば、
やむなく人の家で世話になるとか、出張・赴任等にあたる。
「少しく亨る」とは、大きなことを望んで旅に出るのでなければ、
無事であるという意味。
つまり、行き先で多くを望まなければ、
普段なら当たり前のことでも、有り難いと思えるものだということ。
『易経一日一言』(致知出版社)
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