今日から3日間、東京出張。
夕方、出版社との打ち合わせ。
明日はアスカ東京セミナー応用編。
明後日はアスカ東京セミナー入門編
今日の易経一日一言は3日分です。
★5月31日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆混 沌☆
この世界の大本を易経では「太極」と定義する。
太極とは、まだ陰にも陽にも分かれていない、
この世界の根源であり混沌としたエネルギーである。
この太極の渾然一体とした世界を
便宜的に陰と陽とに分けるところから、易経は発達してきた。
混沌である太極は何かと論ずることはできないが、
荘子は混沌について、応帝王篇にユニークな表現で記している。
南海の帝を?(しゅく)といい、北海の帝を忽(こつ)といい、
中央の帝を渾沌(こんとん)といった。
?(しゅく)と忽(こつ)はあるとき渾沌(こんとん)の地で出あい、
渾沌は手厚く彼らをもてなした。
渾沌には目も鼻も口もなかった。
?と忽はもてなしのお礼にと、
渾沌に目鼻口耳の七つの穴を日に一つずつあけたが、
七日目に渾沌は死んでしまった。
ここから物事に無理に道理を通すことを
「渾沌に目口(目鼻)を空ける」というようになった。
つまり、混沌とは、まだ道理が通らない世界、状態をいうのである。
★6月1日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆楽天知命☆
天を楽しみて命を知る。
故に憂えず。
(繋辞上伝)
天の理法を楽しみ、自分の運命を生きる喜びを知るならば、人に憂いはない。
「楽天」と「知命」は同じ精神である。
いかなる運命でも受け容れ、喜び感謝して生きていく。
これは、天の働き・情理を楽しむ精神である。
この言葉は、楽天家、楽天主義の出典である。
易経は天の理法を学ぶ書。
よく学んだなら、真の楽天家となりうるだろう。
★6月2日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆無作為☆
耕(たがや)さずして獲(え)る。
?(し)せずしてよする時は、往くところあるに利あり。(天雷无妄)
田畑を耕さなくとも収穫がある。
また、「?(し)せずしてよする」開墾せずとも田畑がこなれる。
思い込みを捨て、洞察力を持ち、自然に則して生きるならば、
本来、耕作や開墾すら必要ないという意味である。
天雷无妄(てんらいむぼう)の卦(か)は、
作為せず自然の法則のままにまかせたなら、天は万物を養うと説いている。
我々は時として「何もしない行為」を知らなくてはならない。
まさしく、『奇跡のリンゴ』木村秋則さんと言えよう。
『易経一日一言』(致知出版社)
『人生に生かす易経』の増刷(3刷り目)が決定しました。
(’07.12月日経新聞)
☆『40歳からの仕事術 II』さんの日記
想定読者層は
経営トップを狙う人材、経営トップとして苦闘する方々を設定して
易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。
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