画像UP!上越タイムス記事/夬るべきを夬る~易経一日一言

作成日:2010年6月16日

上越タイムスに掲載された5/20のお知らせ記事。
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6/11の上越タイムス記事
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今日はスタッフの勉強会、午後はSAM例会。
明日は富山へ出張です。
16日まで3日分の一日一言です。
★6月14日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆夬(さ)るべきを夬(さ)る☆
つらぼねに壮(さか)んなり。
凶あり。 君子は夬(さ)るべきを夬(さ)る。
               (沢天夬)

沢天夬(たくてんかい)の卦(か)は、
小人を排除する時を説くが、そこで注意すべきことがある。
「つらぼね」とは頬骨。
排除するべき小人に対して攻撃心が顔に出てしまうと、
覚られて大失敗するといっている。
 
小人は敏感に機を感じる。
ゆえに決心は固くとも隠忍自重して顔に出さないようにする。
相手はもちろん、味方さえも欺(あざむ)くかのようにして時を窺(うかが)い、
決し去(さ)るべき時を観て、除かなくてはいけない。
★6月15日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆釣瓶(つるべ)を壊す☆
ほとんど至らんとして、またいまだ井(せい)に?(つりいと)せず、
その瓶(つるべ)を羸(やぶ)るは、凶なり。
              (水風井)

水風井(すいふうせい)は井戸の性質、その用い方を説く卦(か)。
そこから組織の人事や管理についての教えを得ることができる。
 
井戸は川や泉と違い、人の手によって築かれる。
水を汲むには管理が必要である。
「井(せい)」という字は古字では「丼」と書く。
真ん中の「ゝ」は井戸の釣瓶(つるべ)である。
 
立派な井戸があっても、
水を汲み上げる釣瓶(つるべ)が水面に届かないとか、
縄が途中で切れるとか、瓶(かめ)が壊れるなどしたら、
水は汲み上げられない。
井戸は用をなさず、死活問題になる。
 
井戸の構造、効用から会社組織を考えるならば、
井戸の底は新鮮な水が湧き出す現場で、内壁は中間管理職や取締役にあたる。
 
経営者の役目は全体を把握することである。
深くまで目を行き届かせるためには、しっかりとした管理体制が必要になる。
 
人々を養う水は澄んでいるか、優れた人材が用いられているか、
釣瓶(つるべ)が至らないような怠慢や、
釣瓶(つるべ)を壊すような不正はないか、常に管理を怠ってはならない。
★6月16日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆土台を築く☆
上はもって下を厚くし宅を安んず。(山地剥)
山地剥(さんちはく)の卦(か)は、
高い山が土台から崩れることを示している。
そこから、高い地位にいる人が追い落とされる時を説く。
「宅」は自分のいるべき場所。
指導者など上の地位にいる人が為すべきことをするには、
下の人との信頼を深める必要がある。
そうすれば、自分の部下や、国であれば国民を、
しっかりと安定させることができる。
 
基盤が安定していなければ、地位は保てず、必ず組織は崩れてしまう。
『易経一日一言』(致知出版社)
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『人生に生かす易経』の増刷(3刷り目)が決定しました。
40jinnsei.jpeg   (’07.12月日経新聞)
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易経&経営のバーチャルな対談を毎日行っています。

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 会 場 :岐阜市生涯学習センター大研修室
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 会 費 :個人年会費 6,000円 (全4回)+漢詩(1回~三島講師)
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 主催・事務局:岐阜東洋文化振興会
 〒502-0802 岐阜市打越492-4 山田克己
      TEL/FAX 058-231-7346
      携帯  090-8421-5191
ほとんどの私の講演は、企業や官庁関係の主催のため
 一般の方はお聴きいただけません。
 今回は、一般の方もご参加いただけます。

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