札幌から/腐敗を正す~易経一日一言

作成日:2010年7月27日

23日から札幌に来ています。
昨日24日は札幌易経セミナー応用編
本日、25日が札幌易経セミナー入門編
26日に灼熱地獄(38℃!?)の名古屋へ帰る予定。
雨マークだった札幌、昨日から青空!
快晴だ~~~~い(^^v
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動画は唯我独尊さんからお借りしています。
★7月25日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆腐敗を正す☆
甲(こう)に先立つこと三日、甲(こう)に後るること三日。
               (山風蠱)

山風蠱(さんぷうこ)の「蠱(こ)」は、皿に虫がわく象形。
組織の壊乱腐敗を意味している。
山風蠱(さんぷうこ)は、それを正す方法を説いている卦(か)。
「甲(こう)」は腐敗を一掃する時。
「三日」とあるが、三日に限るわけではない。
腐敗を改めるには、まず原因を探り、熟考して準備をし、
決行後の将来を見据えて、収拾までの手順を丁寧に踏まなければならない。
 
腐敗は一朝一夕に起こったのではない。
正すには遠大な計画が必要なのである。

★7月26日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆碩果(せきか)食(くら)われず☆
碩果(せきか)食(くら)われず。
           (山地剥)

「碩果(せきか)」とは、大きく実った果実のこと。
山地剥(さんちはく)の卦(か)は小人がはびこり、
君子が追い落とされるような非道な時代を表すが、
そんな混乱した中にあっても、大いなる果実は食い尽くされずに残っている。
一度地に落ちるが、それによって芽が生じ、また発展するのである。
この果実は傑物や蓄財などと考えてもいい。
そうした大きな原動力が残ってさえいれば、
乱れた後の世の中は泰平の時代になっていくことを示している。

『易経一日一言』(致知出版社)
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