天文と人文~易経一日一言

作成日:2010年9月4日

★9月3日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆天文と人文☆
天文を観てもって時変を察し、
人文を観てもって天下を化成す。
          (山火賁)

「天文」とは日月星辰、春夏秋冬など、天の描く美しい文様。
「人文」は文化・文明。
天文の動きを観て、時の変化を察し、人文を観察して、
物事のあり方や秩序をどう育成すべきかを考えるということ。
 
山火賁(さんかひ)の「賁(ひ)」は、飾る、飾り過ぎない、という意味。
文化・文明は人間社会の飾り物であり、
その発達によって一つの完成に至るが、
発達し過ぎると実質が空になり崩壊に至ることになる。

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