同声相応じ、同気相求む~易経一日一言3日分

作成日:2010年9月7日

今日の易経一日一言は、2日分です。
★9月5日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆事 業☆
化してこれを裁する、これを変と謂(い)い、
推(お)してこれを行なう、これを通と謂(い)い、
挙げてこれを天下の民に錯(お)く、これを事業と謂(い)う
               (?辞上伝)

時に応じて物事を切り盛りし、適宜に処置して変化させ、
さらに推進して物事を通じさせる。
 
この変通の道理によって社会の道を整え、
民を導くことを事業という。
 
これは「事業」の語源となった言葉である。
本来、事業とは社会貢献を指すものであった。

★9月6日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆同声相応じ、同気相求む☆
同声相応じ、同気相求む。
水は湿(うるお)えるに流れ、火は燥(かわ)けるに就(つ)く。
雲は龍に従い、風は虎に従う。
           (文言伝)

同じ響きを発するものは共鳴し、同じ気を求め合う。
水は湿ったほうへ流れ、火は乾いたものに付く。
水の物である龍には雲が従い、威を奮う虎には風が従う。
 
物事が成り立つ時は、必ず同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴して、
引き寄せられ、いっきにエネルギーが集中し融合する。
その結果、個々の力では到底なしえないことが実現するのである。
「ツキに頼らないこと~易経が教えるツキとは
   ~僥倖は落とし穴? 」 前編

★★「ツキに頼らないこと~
 本人の器以上のツキは不祥、ツキに夢中にならず、ツキを育てよう」 中篇

★★★最終編!「易経が教えるツキとは~ツキと僥倖の違い
  ~ベストセラーとロングセラーの比較」

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