★9月19日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆己(おのれ)に克(か)つ☆
礼にあらざれば履(ふ)まず。
(雷天大壮)
雷天大壮(らいてんたいそう)の卦(か)は
大いに壮(さか)んな勢いの時を説く。
「礼」はマナー・礼儀であるが、
ここでは「己に克つ」ことを指している。
何をやってもうまくいくような勢い壮んな時は
大胆に豪快に行動すべきである。
しかし、勢いがあるだけに自制することが難しくなる。
克己心がないとコントロールがきかなくなり、
時には善悪の判断さえも失い、非道も平気で行うようになってしまう。
この言葉は、そうした時に「礼」の道でなければ
絶対に履み入れてはいけないと戒めている。
この礼については、孔子、老子も次のように記している。
孔子は、己に克ちて、禮に復(かえ)る。
老子は、自ら勝つ、之を禮という。
中庸は、中立して、流れず。
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主催・事務局:東洋文化振興会
〒485-0011 愛知県小牧市岩崎1159-2 三島徹
FAX0568-76-7985
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一般の方はお聴きいただけません。
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「観る」は、心の目で観る。
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