明を継ぐ~易経一日一言

作成日:2010年10月28日

今日はNHK文化センター「易経」講座です。
★10月27日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆明を継ぐ☆
明(めい)両(ふた)たび作(おこ)るは離(り)なり。
大人もって明(めい)を継ぎ、四方を照らす。
             (離為火)

「明(めい)両(ふた)たび作(おこ)る」とは太陽を意味する。
今日も明日も太陽が昇るということである。
 
これは国や社会、また家庭の照らし方、その心構えをいう。
「離(り)」は「火」であり、燃え上がる火はよく見ればその中心は暗い。
つまり、心が空虚でなければ、明を継ぐことはできない。
 
朝に昇る太陽のように、日々心新たであれば、
周りを明るく照らすことができるという教えである。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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