心を洗う~帝王学の書『易経一日一言』

作成日:2010年11月18日

遅くなりました!
★11月17日の一日一言~『易経一日一言』(致知出版社)より
☆心を洗う☆
聖人これをもって心を洗い、
退きて密に蔵(かく)れ吉凶、民と患(かん)を同じくす。
             (?辞上伝)

「これ」とは易経が説く中庸の精神。 
物事を判断しなければならない時、中庸の精神に倣(なら)い、
思い込みや、こうなってほしいという私心からの願望、
私利私欲などを洗い流すように心を浄化する。
 
そして、静かな深い境地に心を置くことで、
人々の苦しみや悩みを我事のように思いやり、感じることができる。
 
そうして養った徳を再び世に出た時に役立てるのである。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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