退く勇気~帝王学の書~12月3日の易経一日一言 (2)

作成日:2010年12月4日

~帝王学の書~12月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆退く勇気☆
亢(こう)の言(げん)たる、進むを知って退くを知らず、
存するを知って亡ぶるを知らず、得るを知って喪うを知らざるなり。
                    (文言伝)

「亢(こう)」は驕り高ぶったリーダーの喩え。
進むことだけで退くことを知らず、
繁栄し続けると思い込み、衰退することを考えない。
利益を貪(むさぼ)って、失うことを知らない。
 
賞賛され続ける優れた人ほど、危機管理能力を失いやすい。
退くことを厭(いや)がり、省(かえり)みることを渋るのは、
自分も物事も客観視できなくなったことの表れである。
/やってます~♪
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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