至日(しじつ)に関(かん)を閉じる~帝王学の書~12月22日の易経一日一言 (3)

作成日:2010年12月23日

今日は冬至、古代から
易を学ぶ者にとっては大変重要な日です。
~帝王学の書~12月22日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆至日(しじつ)に関(かん)を閉じる☆
先王もって至日(しじつ)に関(かん)を閉じ、
商旅(しょうりょ)行かず、后(きみ)は方を省みず。
                (地雷復)

「至日(しじつ)」とは冬至の日。
新しい陽気が回復する「一陽来復」の時である。
 
古代中国では、冬至には関所を閉じ、
商人や旅行者の通行を止めた。
また、君主は政や四方の地の巡行視察を休んで陽気を養った。
 
冬至は生じたばかりの陽の力を養い育てる再出発の日という意味で、
今後の一年を想う日であったのである。
/やってます~♪
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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