物事の根幹にある「知」~帝王学の書~1月5日の易経一日一言 (3)

作成日:2011年1月7日

~帝王学の書~1月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆物事の根幹にある「知」☆
貞(てい)は事(こと)の幹(かん)なり。
貞固(ていこ)なればもって事に幹たるに足る。
                 (文言伝)

「貞(てい)」は堅固、成就などの意味がある。
季節では「冬」。
土壌の滋養する時で、内面が充実していく時期。
人の道徳でいうと「知」。
知恵、知識は物事の根幹になる。
始まり(元)、成長(亨)、実り(利)、成就(貞)の循環が
万物に通じる易経の「四徳」で、これが「常態」。
この道を踏み外し、一足飛びに進もうとすると
必ず中途で挫折することになる。
『40歳からの仕事術 II』さんの日記で
易経&経営のバーチャルな対談を今年も再スタートしました。

★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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