野沢スキーへ/程良い節(ふし)を設ける~帝王学の書~3日間分の易経一日一言

作成日:2011年2月6日

4日~6日まで、友人達と野沢温泉スキーへ。
毎年同じメンバー、気の置けない仲間達です。
旅館は食べ物が美味しそうなところにしました。
旅館の温泉も勿論だけど、町湯が楽しみ~~♪
というわけで、『易経一日一言』3日分です。
~帝王学の書~2月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆初筮(しょぜい)は告ぐ☆
初筮(しょぜい)は告ぐ。
再三すれば涜(けが)る。
涜(けが)るれば告げず。
貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
              (山水蒙)

「山水蒙(さんすいもう)」は啓蒙を教える卦(か)。
学ぶ姿勢を占筮(易占い)に喩えている。
占いで最初に出た答えが気に入らないからといって、
二度三度と占えば答えは乱れ、正しく告げることはない。
学ぶことも同じく、自分の気に入った教えしか受け入れなければ
何も学ぶことはできず、進歩もない。
~帝王学の書~2月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆万物のたどる六つの段階☆
大いに終始を明らかにし、六位(りくい)時に成る。
                   (乾為天)

天道は常に始まりと終わりを明らかにする。
朝には日が昇るし、夕べには没する。
四季は春に始まり、冬に終わる。
「六位(りくい)」とは、
始めから終わりまでに経ていく六段階のこと。
たとえば、物事の修養過程で見れば、
立志、修養、修業、独創、達成、衰退という
六段階を経ることになる。
易経六十四卦(か)は、それぞれ終始の過程を
この六段階に分け、その時点で何をなすべきかを説明している。
~帝王学の書~2月6日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆程良い節(ふし)を設ける☆
天地は節(せつ)ありて四時(しいじ)成る。
            (水沢節)

「節(せつ)」は竹の節(ふし)である。
固い節目で一区切りつけて止まり、次の節目に至るまでは伸びる。
竹は節(ふし)があるから真っ直ぐに伸び、
強い風にも耐えられるのである。
 
四季の巡りにも、程良い節(せつ)がある。
節分といえば春であるが、
立夏、立秋、立冬も季節の変わり目、節目にあたる。
四季は節(せつ)を設けて巡り、万物は成長する。
人間も物事も節(ふし)を設けることで成長する。
適度な節(ふし)を設けなければ、人も物事も途中で折れてしまう。
『40歳からの仕事術 II』さんの日記で
易経&経営のバーチャルな対談を今年も再スタートしました。

★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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