王道を往く~帝王学の書~2月25日の易経一日一言 (3)

作成日:2011年2月26日

~帝王学の書~2月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆王道を往く☆
憂うるなかれ。
日中に宜(よろ)しとは、宜(よろ)しく天下を照らすべしとなり。
                    (雷火豊)

雷火豊(たいかほう)の卦(か)は勢い豊かな時を説く。
豊かな時に衰時を考えることは明知である。
しかし、いたずらに憂いてはならない。
「日中に宜(よろ)し」とは、陰で動いたり謀を働いたりせずに、
日の下に明らかにすること。
天下のすべてを明るく照らすことは、
王の王たるものが到達できる王道である。
 
すべてを成し遂げながら、
地位の衰退や謀反を憂いて不明を働き、滅びた王は多い。
そうならないように、という教訓である。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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