黄裳(こうしょう)、元吉なり~帝王学の書~2月27日の易経一日一言 (3)

作成日:2011年2月28日

お昼は豊田市へ、某お祝い会に出席。
~帝王学の書~2月27日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆黄裳(こうしょう)、元吉なり☆
黄裳(こうしょう)、元吉なり。
象(しょう)に曰く、黄裳(こうしょう)元吉なりとは、文中に在ればなり。
                    (坤為地)

「黄」は古代中国で王位を表す色。
「裳」は下着、下履きの意味。
王は本来、黄色の衣を上着として着るが、裳を下着としてつけている。
これは、人の上位に立たないことの喩え。
王が陰徳を自ら生み出し、民衆を主に置くならば、国は栄える。
「文中」の「文」は権威、誠実、才覚などを意味する。
このような王は、「文」を用いて「中」その時に適った行いをし、
中庸を得ているという意味である。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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