~帝王学の書~3月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆庸言庸行(ようげんようこう)☆
庸言(ようげん)これ信(しん)にし、
庸行(ようこう)これ謹(つつし)み
(文言伝)
「庸(よう)」は中庸の庸であり、「常(つね)」の意味。
日常の言葉に嘘や飾りがなく誠実であり、
日常の行ないは時に適ったものであるかどうかと見極める。
「謹(つつし)み」とは「畏(かしこ)まり、
縮(ちぢ)こまる」ことではなく、
「すべき時にすべき事をする」こと。
その見極めに緊張感を持ってあたる、という意味である。
シンプルなようで、なかなかできることではないが、
このような態度で日常を送ることが大切である。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
「見る」は目に見えるモノを見る。
「観る」は、心の目で観る。
洞察力で観る、の意。