危ぶむ者、易(あなど)る者~帝王学の書~3月9日の易経一日一言 (3)

作成日:2011年3月10日

昨日に引き続き事務所へ。
夜はNHK文化センター「易経」講座、「水地比 2」
~帝王学の書~3月9日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆危ぶむ者、易(あなど)る者☆
危ぶむものは平らかならしめ、易(あなど)るものは傾かしむ。
               (?辞下伝)

常に危ぶみ、懼(おそ)れ、自分を省みている者は
国や組織を泰平に保ち、物事を安易に考え、侮(あなど)る者は保てない。
 
伝承では、周の文王(ぶんのう)が
殷(いん)の暴君紂王(ちゅうおう)によって
牢獄に囚われた際、易経の多くの辞を加筆したとされている。
栄枯盛衰の情理を経験し、辛酸をなめた文王は、
戒めと恐懼(きょうく)の言葉を多く記したのである。
この言葉も、そうした戒めの一つである。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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