信じる力/意志薄弱は自らの罪~帝王学の書~3月21日の易経一日一言

作成日:2011年3月25日


3月11日に発生した東北関東大地震で被災された方々に
心よりお見舞い申し上げます。

(有)竹村は、自分たちに出来ることは何かを考え、
心ばかりの義援金を日本赤十字社を通して3/15にお届けしました。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈りしています。
義援金窓口  郵便局・ゆうちょ銀行
口座記号番号   00140-8-507
口座加入者名   日本赤十字社 東北関東大震災義援金
取扱期間     平成23年3月14日(月)~平成23年9月30日(金)
※寄付金額は、2,000円以上から受け付けています。
※詐欺義援金募集にご注意ください。
[担当窓口]日本赤十字社 東北関東大震災義援金担当
Tel: 03-3437-7081  E-mail: info@jrc.or.jp
        ☆
福島原発事故-簡潔で正確な解説
☆友人Eさんから『19日のテレビ~タカジン~武田教授の話』
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まっくさん『世界が観ている』
同じくまっくさんのブログ~
 『今後の報道を見る時に大事なこと』

シャルドネさん『真相に迫る 』
広瀬隆氏:ニュースの深層から(文字起こし)
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~帝王学の書~3月21日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆意志薄弱は自らの罪☆
節せざるの嗟(なげ)きとは、また誰をか咎(とが)めん。
                   (水沢節)

節制・節約できず、節度を設けられないがために
失敗したことを歎いても、それは誰のせいにもできない。
自業自得というものである。
「節せざる」とは、意志が弱く、節することができないこと。
そうすると節操なく欲望に身をまかせ、身を保てずに、
嘆くような結果になってしまう。戒めとすべき言葉である。
さて追加として、
1月25日、4月15日と16日の易経一日一言を紹介させてください。
※月日の振り分けは編集者の方に寄るものです。
~帝王学の書~1月25日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆信じる力☆
水は流れて盈(み)たず、
険(けん)を行きてその信を失わざるなり。
              (坎為水)

水の性質は流れるところがあれば流れ、
常に動いて止まることがない。
岩にぶつかろうが、険しくとも流れ、
状況がどうであれ、その本質を失うことがない。
 
坎為水(かんいすい)の卦(か)は険難が度重なる時、
その険難から脱する術を説く。
 
どんな困難の中にあろうとも、必ず脱することができると信じる力、
状況を真に受け入れて前に進もうとする力が「水」の本質、「信」である。
~帝王学の書~4月15日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆財成(さいせい)と輔相(ほしょう)☆
后(きみ)もって天地の道を財成(さいせい)し、
天地の宜(ぎ)を輔相(ほしょう)し、もって民を左右す。
                (地天泰)

「財成」は余っているものを減らし、
「輔相」は足らないものを補う。
「左右す」とは、余分を減らし、
不足を補って民を左右両側から助けること。
 
古代、王の主たる務めは財成と輔相であった。
すぐれた王は、天下の経済、物資などを財成し、
輔相して民を助け、生活を安定させることに腐心した。
これを正しく行うことで泰平の世が保たれたのである。
現代でもなお、これは政治の根本であろう。
~帝王学の書~4月16日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆習 坎(しゅうかん)☆
習坎(しゅうかん)は、孚(まこと)あり。
維(こ)れ心亨(とお)る。
行けば尚(たっと)ばるることあり。
            (坎為水)

坎為水(かんいすい)の卦(か)は易経六十四卦の中の四大難卦の一つ。
非常な険難の時を表す。
「習坎(しゅうかん)」の「坎(かん)」は土が欠けると書いて、穴。
「習」は習う、繰り返す。
つまり、穴また穴に陥るというわけで、
苦しみが一層の苦しみを呼び、繰り返すことをいう。
 
それほどの苦しみをどうやって脱すればいいのか。
「孚(まこと)」は、約束事、信じる心、信念、
そして誠心誠意の真心などの意味がある。
「維(こ)れ心亨(とお)る」とは、
この苦しみを必ず脱する時が来ると信じること。
そのようにして苦難と真っすぐに向き合い、耐え続けたならば、
その誠心と信念によって、いかなる険難をも乗り越えられるというのである。
 
人は誰しも、できれば険難に陥りたくはないと思うものだが、
その一方で、苦しみほど人を育てるものはない。
 
この坎為水(かんいすい)の卦(か)は
別名「習坎(しゅうかん)」と呼ばれる。
険難の時に繰り返し習うことを意味するこの言葉を
先人は畏(おそ)れ、尊んできたのである。
★「江守徹の朗読で楽しむ易経入門」
 第4弾『兆しを観る~風地観・火風鼎』
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 「見る」は目に見えるモノを見る。
 「観る」は、心の目で観る。
  洞察力で観る、の意。

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