易経一日一言は今日明日の2日分です。
~帝王学の書~7月2日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆自彊(じきょう)不息(やまず)☆
天行は健なり。
君子もって自彊(じきょう)して息(や)まず。
(乾為天)
天の働きは健やかで一日も止まない。
それに倣(なら)って「自彊(じきょう)して息(や)まず」、
自ら強く励み、務めて止まないことが大切である。
自分を活かすのは何といっても自分自身であり、
他の誰かが助けてくれたとしても、それはきっかけにしかならない。
ゆえに、まずは自分で自分を立てることから始めなくてはならない。
継続して癖付けをしていくことによって、物事は成り立っていくのである。
~帝王学の書~7月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆厚徳載物(こうとくさいぶつ)☆
地勢(ちせい)は坤(こん)なり。
君子以(もっ)て厚徳(こうとく)もて物を載(の)す。
(坤為地)
地は、形あるものすべてを限りなく載せている。
大地の形勢、態勢は限りなく層が厚い。
また、徳の厚み(厚徳)とは、受容の大きさ、深さ、
そして度量の大きさをいうものである。
万物を育む大地に習い、
層の厚い、度量の大きい人間であれ、ということである。
『易経一日一言』(致知出版社)