今日は午後から東京出張。
明日5日はアスカ東京セミナー第3期1回めの応用編
6日はアスカ東京セミナー第9期入門編、終了後は名古屋へ。
昨日の易経一日一言が1日ずれて記載していたので、
修正分も含めて3日からの4日分です。
~帝王学の書~7月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆厚徳載物(こうとくさいぶつ)☆
地勢(ちせい)は坤(こん)なり。
君子以(もっ)て厚徳(こうとく)もて物を載(の)す。
(坤為地)
地は、形あるものすべてを限りなく載せている。
大地の形勢、態勢は限りなく層が厚い。
また、徳の厚み(厚徳)とは、受容の大きさ、深さ、
そして度量の大きさをいうものである。
万物を育む大地に習い、
層の厚い、度量の大きい人間であれ、ということである。
~帝王学の書~7月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆限りない受容☆
貞に安んずるの吉は、地の疆(かぎ)りなきに応ずるなり。
(坤為地)
陰陽の「陰」の徳は、大地の営みに喩えられる。
天は広く限りなく、その恵みを地上に与える。
大地は天の無限の力を受け入れて、
地上に万物を形成、育成し、生み出し、また恵みを天に還元する。
その力もまた限りがない。
人間もこれに習って、大きく広く受容するならば、
より多くを生み出し育む力量が育つ。
~帝王学の書~7月5日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆大器晩成☆
天の衢(ちまた)を何(にな)う。
亨(とお)る。 (山天大畜)
「衢(ちまた)」とは十字路。
「天の衢(ちまた)を何(にな)う」とは、四通八達、
広大無辺な天の十字路をその背に負うこと。
つまり、蓄積したものの完成を意味し、
縦横自在に大きな働きを為すことを表している。
能力を縦横自在に発揮できるのは、大きな蓄積があればこそ。
天才は努力によって引き出されるのである。
大器は晩成す。困難や挫折を幾度も乗り越え、
大きな力を蓄えることで、本来持つ無限の飛躍の時を迎えることができる。
~帝王学の書~7月6日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆自分の道を守る☆
立ちて方を易(か)えず。
(雷風恒)
「方」は理・道をいう。
雷風恒(らいふうこう)の卦(か)は
一定の理を貫き、極まりなく変化成長していくことを説いている。
「立ちて方を易(か)えず」とは、一旦志を立てたならば、
しっかりと自分を確立して、グラついたりしない。
何があっても自分の道を守りぬくこと。
人は飽きると変化を求めるが、
本来は毎日同じことの繰り返しの中で変化し、成長を遂げるものである。
『易経一日一言』(致知出版社)