~帝王学の書~7月29日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆麗 沢(りたく)
麗沢(りたく)は兌(だ)なり。
君子もって朋友(ほうゆう)講習す。
(兌為沢)
兌為沢(だいたく)の卦(か)は沢が二つ重なった象(しょう)を持つ。
「麗(り)」は付く、並ぶ。
二つの沢が地下水脈で通じて互いの沢を潤し、枯れることがない。
同じように、君子は心の通じる友である「朋友(ほうゆう)」とともに切磋琢磨して、
「講(こう)」知らなかったことを学んで知り、
「習(しゅう)」すでに知っていることを繰り返して、身に付けていく。
学校関係の団体や寮に「麗澤(れいたく)」という名が多いのはこの言葉に由来している。
『易経一日一言』(致知出版社)