上に諂わず、下に馴れ合わず~帝王学の書~10月18日の易経一日一言 (2)

作成日:2011年10月19日

~帝王学の書~10月18日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆正しいスタンスをとる☆
上交(じょうこう)して諂(へつら)わず、
下交(かこう)して涜(けが)れず、それ幾(き)を知れるか。
                    (?辞下伝)

物事の僅(かす)かな機微を察知する人は、
上に対して恭順であるが諂(へつら)わず、
下に対しては親しいが馴れ合いにはならない。
 
けじめをきちんとつけるのは、諂(へつら)いや馴れ馴れしい関係が
後に良いことにはならないと知っているからである。
 
これは、人間関係のしがらみに縛られずに、物事を正しく判断し、
行うべき事を行うべき時に迅速に行動するためのスタンスである。
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       ☆
『易経一日一言』(致知出版社)
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