破れることを知る~帝王学の書~2日分の易経一日一言

作成日:2011年11月14日

打ち合わせの後、東京へ。明日は名古屋へ戻る。
今日の一日一言は2日分です。
~帝王学の書~11月12日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆小人を遠ざける☆
君子もって小人を遠ざけ、悪(にく)まずして厳しくす。
                  (天山遯)
 
天山遯(てんざんとん)は、
逃れるべき時にいかに逃れるか、その方法を説いている卦(か)。
 
小人を遠ざけて逃れるためには、
自分一人だけが清いなどといって相手を憎み、
遠くに追いやって近づかないように避けるのでは、かえって怨まれる。
そのように人に厳しくするのは間違っている。
むしろ自分の道を厳しく守るという姿勢を持って接すれば、
小人は自然に遠ざかっていくものである。

~帝王学の書~11月13日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆破れることを知る☆
終わりを永くし敝(やぶ)るるを知る。
              (雷沢帰妹)
 
雷沢帰妹(らいたくきまい)の卦(か)は、
若い女性から求めて嫁いでいく時を説く。
 
若い女性を喩えに出すのは、
幼い一時的な感情で動く傾向があるからである。
そのようにして始まった婚姻は、
長くは続かず破局すると教えているのである。
 
婚姻に限らず、一時の喜びや、
有頂天になって動いた事物は後に必ず破れる。
冷静になって、長く続くことは何かと
考えてから行動するようにすべきである。

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『易経一日一言』(致知出版社)
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