霜を履(ふ)みて堅氷至る~帝王学の書~11月23日の易経一日一言

作成日:2011年11月24日

 

 シャンパンで酔っ払った【亞】が好い気分で船上にいます。1.

 

22日に23日の一日一言を間違えてUPしました。

22日分はこの次にあります。

 

~帝王学の書~11月23日の『易経一日一言』(致知出版社)

☆霜を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)至る☆
霜を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)至る。
象(しょう)に曰く、霜を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)とは、
陰の始めて凝(こ)るなり。
その道を馴致(じゅんち)すれば、堅氷(けんぴょう)に至るなり。(坤為地)

晩秋の早朝、庭先に出ると薄っすらと霜が降りている。
今は微(かす)かな霜がこれから数か月経つと厚い氷になり、
気づいた時には身動きがとれなくなっている。
これが「霜を履みて堅氷至る」ということ。
悪習に親しむことの怖さを教えている。
企業の不祥事や犯罪は、たいてい「霜を履む」ことから始まる。
最初はいけないことだなと気づいても、些細なことなので、
「このくらいならいいだろう、大丈夫だろう。わからないだろう」と侮(あなど)る。
しかし、悪習にだんだん馴れ親しんでいくと、やがて厚みが増大し、取り返しのつかない大きな禍(わざわい)に至るのである。
 
恐ろしいのは、最初はいけないことという認識があっても、
馴れていくうちに意識に全くのぼらなくなって、
悪いことも善だと強弁するほどになること。
 
それゆえ、最初の霜の段階で対策を練らなければならない。
これは、企業倫理、教育など、すべてに通じる教訓である。

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『易経一日一言』(致知出版社)
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