~帝王学の書~12月2日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆正しいことを誇らない☆
世に善くして伐(ほこ)らず、徳博くして化す。
(文言伝)
正しいことをしたから、
あるいは素晴らしい商品を世に出して賞賛を得たからといって、
誇ってはいけない。
それは当たり前のことをしただけのことだから、
正しくない人や、それができなかった人を責めてはならない。
すると、その徳は世に広まり、人を感化する。
その姿勢と行いが当たり前のこととして世の中に広まり、
人々は感化されるのである。
※加筆しました。
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ここでいう“伐(ほこ)る”は征伐の伐です。
易経には「正しさ」は大切だが、もっと大切なのは「中する」ことと、書かれています。
「正しさ」を誇ることは伐(ほこ)ることに繋がると。
正しく出来ない人を侮り、存在さえも認めず、追いやる精神に繋がっていくといいます。
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12月6日(火) 東京アスカ易経セミナー
終了後は アスカビジネスカレッジ主催の講演会です。
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~中国の古典“易経”に学ぶ人生と経営~
in東京・特別講演会『みんなの易経』。
※私の講演は、企業や官庁の講演がほとんどなので、
関係者以外の方の入場は出来ないことが多いです。
※アスカビジネスカレッジ・NHK文化センター
東洋文化振興会・長良川大学 生涯学習 等の主催は
どなたでもご参加いただけます。
『易経一日一言』(致知出版社)