風を観る~帝王学の書~12月17日の易経一日一言

作成日:2011年12月18日

 

 

 ~帝王学の書~12月17日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆風を観る☆
風の地上を行くは観(かん)なり。
        (風地観)

観(かん)とは、風が地上をあまねく吹き渡ること。
風地観(ふうちかん)の卦(か)は時の変化・方向を知り、
兆しを察する洞察力を説くが、洞察とはいわば風を観ることである。
風は常に流れゆく。
目に見えず、耳で聞くこともできないが、
体感によってその強さや方向を知ることができる。
 
時も同じく、目に見えず、耳には聞こえない。
しかし、自分の周りのものすべてが、
今という時とその方向を示しているのだから、
よく観れば見えてくるものである。

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
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