老いを楽しむ~帝王学の書~12月24日の易経一日一言 (2)

作成日:2011年12月25日

 遅くなりました!

 

 ~帝王学の書~12月24日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆老いを楽しむ☆
日昃(かたむ)くの離(り)なり。
缶(ほとぎ)を鼓(う)ちて歌わざれば、
大耋(だいてつ)の嗟(なげき)あらん。
凶なり。
             (離為火)

「日昃(かたむ)くの離(り)なり」とは、
一日の終わりに日が西に傾くことをいう。
「大耋(だいてつ)」は九十才、百才の大老。
人生の終末を日用の酒器(缶)を叩いて歌い楽しめないならば、
老いを歎くだけになる、という意味になる。
 
必ず日が傾くように、人間も年をとり、没し、
次の生命に役割を受け継いでいく。
生あるものは必ず死すという事実を受け入れて、
天命の終わりを楽しもう。
没したくないと思うのは、時を知らない人である。

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg

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