~帝王学の書~1月2日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆すべては「仁」に始まる☆
元(げん)は善の長なり。
君子は仁を体(たい)すればもって人に長たるに足り
(文言伝)
「元(げん)」は万物の始まり。
春夏秋冬にあてはめると「春」。
すべてが始まり、芽吹いていく時期である。
人間の道徳にあてはめると「仁」。
慈しむ心こそが善の長たるものである。
思いやり、慈しみをもって育てる。
そこには私心がなく、何も見返りを求めようとしない。
これを仁愛の精神という。