~帝王学の書~1月4日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆「義」が「利」を生む☆
利は義の和なり。
物を利すればもって義を和するに足り
(文言伝)
「利」は実りの時。
春夏秋冬では「秋」。
「利」には刀で刈る、利益などの意味もあるように、
秋の刈り入れは実だけを収穫し、あとのものは切り捨ててしまう。
これは私情・私欲を厳しく断ち切って宜しき実りを得ることを指す。
人間の道徳にあてはめれば「義」である。
易経の教える「利」とは、
「義」が人間社会の和を保って行われることをいっている。