~帝王学の書~1月9日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆言は意を尽くさず☆
書は言を尽くさず、言は意を尽くさずと。
(?辞上伝)
言葉で言い表したいことを書物にすべて書き尽くすことはできない。
また、言葉は心で動き感じることをすべて言い尽くすことができない。
そこで易経は、言い表したいことを残らず網羅するために、
事象を象る「象」と、時と処と位を示す「六十四卦(か)」と、
それを説明する言葉「辞」によって、
あらゆる変化とその奥義を表そうとしているのである。