~帝王学の書~1月21日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆質素倹約の努力☆
二?(にき)をもって享(まつ)るべし。
(山沢損)
損する時は、収入が少なく支出が多いために困窮する。
そういう時にどうするべきなのかを教えている言葉。
「?(き)」とは祭祀の器。
通常、八つ用いるがこれを二つに減らして供物を捧げる。
つまり、最も大切な供物を減らすほどの
質素倹約に努めて時を待て、というわけである。
「損して得を取れ」というが、損をしたり削減をするのは、
後に自らの利益になると山沢損(さんたくそん)の卦(か)は教えている。