悦(よろこ)んで艱難を進む~帝王学の書~1月29日の易経一日一言

作成日:2012年1月30日

 

 

  ~帝王学の書~1月29日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆悦(よろこ)んで艱難を進む☆
説(よろこ)びてもって民に先立つときは、民その労を忘れ、
説(よろこ)びをもって難を犯すときは、民その死を忘る。
                      (兌為沢)

兌為沢(だいたく)の卦(か)は悦(よろこ)ぶ、悦ばせる時を説く。
ここで教える悦びは、表面的な悦びでなく、本来的な悦びである。
 
上に立つ者が自ら喜んで骨折り仕事をして民を率いれば、民は労苦を忘れる。
同様にして艱難にあたれば、民は困難のために命を投げ出すことも顧みない。
 
甲斐のある労苦や死は、雄々しく臨むという悦びに転化するものである。

 

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
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