~帝王学の書~2月9日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆方向性を見極める☆
方は類をもって聚(あつ)まり、物は群をもって分かれて、吉凶生ず。
(?辞上伝)
「方」は方向性。
物事には必ず性質、方向性がある。
同じ方向に進むものは同類が集まり、種類に分かれて群をなす。
事象は方と群であらわれ、そのあり方によって吉凶も生じる。
これが変化の原理、原則。
たとえば、良い品物を作りたいという会社には、
同じ志を持った人、良い品づくりのための物が集まってくる。
このように、どういう方向性を持つ群かと事象を観察するならば、
吉凶は自明の理である。