人欲を省く~帝王学の書~2月14日の易経一日一言 (2)

作成日:2012年2月15日

 

 

 ~帝王学の書~2月14日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆人欲を省く☆
无妄(むぼう)の往くはいずくにか之かん。
天命祐(たす)けず、行かんや。
          (天雷无妄)

「天命祐けず、行かんや」とは、
人間はすでに無為の自然に養われているから、
无妄(自然な流れ)を外れて人欲に走っても天は助けない、という意味。
 
自然に則して生きるとは、自分の願望を追うことでない。
人間は何かしなければ生きていけないと思っているが、
むしろ、ほとんどの望みや欲を省くことで、
最も大切なことを得ると説いているのである。

 

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
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