己を捨てる~帝王学の書~2月16日の易経一日一言 (2)

作成日:2012年2月17日

 

 

 ~帝王学の書~2月16日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆己を捨てる☆
官(かん)渝(かわ)ることあり。
貞なれば吉なり
        (沢雷随)

「官(かん)渝(かわ)る」とは
上位にいた者が下位に降りて職業が変わる、立場が変わること。
立場を変えるべき時に随い、自ら下位に下る。
 
沢雷随(たくらいずい)の「随(ずい)」には、
したがう、しなう、の意味がある。
「しなう」とは柔軟に身を屈することで、「死ぬ」と同義語である。
 
しっかりと自分を持ち、その上で己を捨てる。
地位や立場、功績を捨てて、一旦死ぬ気で力を抑える。
そのくらい変化に対応して時に随えば、その意義は大きい。

 

 

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『易経一日一言』(致知出版社)
「易経」一日一言.jpg
          

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