~帝王学の書~3月3日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆東北には朋(とも)を喪(うしな)う☆
西南には朋(とも)を得(う)、
東北には朋(とも)を喪(うしな)うに利(よ)ろし。
西南には朋(とも)を得(う)とは、すなわち類と行けばなり。
東北には朋(とも)を喪(うしな)うとは、
すなわち終(つい)に慶びあるなり。
(坤為地)
西南とは温かい、柔和な人間関係を表し、陰陽の「陰」を意味する。
東北は「陽」を表し、冬の厳しさ、緊張感ある関係を表している。
「東北には朋(とも)を喪(うしな)う」を喩えるならば、
女性が嫁いで親しい家族や友人と離れ、
自分が親しんだ環境や関係を断ち切って、
夫に従い、その家に入るようなことをいう。
女性に限らず、新しい環境に身を投じる場合には、
過去を一旦空っぽにして、真っ新な気持ちで飛び込まないと、
決して学ぶことはできない。
また親しい者でいつまでも徒党を組んでいてはいけない。
慣れ親しんだ環境に決別(けつべつ)するのは辛いことだが、
ぬるま湯のような環境にいても人間は育たない。
そういう環境を断ち切ることで、結果的には、
周囲の人も自分も喜びを得ると教えているのである。
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一般の方も参加可能な「易経」講座のお知らせです。
※どなたでもご参加いただけます
※ほとんどの私の講演やセミナーは、企業や官庁関係の主催のため
一般の方はお聴きいただけません。
下記は、一般の方もご参加いただけます。
岐阜「長良川大学 一般成人課程 シングル講座」(一般参加可)
平成24年3月17日(土)14時~15時半
(受付・開場は午後1時30分より)
タイトル:人生に生かす易経・第1講義
「乾為天・潜龍~すべては志から始まる」
会 場 :岐阜市生涯学習センター
ハートフルスクエアーG 中研修室
(JR岐阜駅東・三省堂書店東隣)
会 費 : 1,000円
主催・事務局:岐阜東洋文化振興会
〒502-0802 岐阜市打越492-4 山田克己
TEL/FAX 058-231-7346
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