~帝王学の書~3月29日の『易経一日一言』(致知出版社)
☆随所に主たり☆
天の下に雷(らい)行き、物ごとに无妄(むぼう)を与う。
先王もって茂(さか)んに時に対し万物を育(やしな)う。
(天雷无妄)
自然は人間に恩恵とともに地震・洪水など天災も与える。
「時に対し万物を育う」とは、非日常的な禍の時であれ、
為すべきことを為し、社会をよくしようとすること。
もし人が自然体であったら、自然はすべてを教え、与える。
どんな状況下でも時の主でいることができる。
天雷无妄(てんらいむぼう)の教えは
禅語にある「随所に主たり」に通ずるものといえよう。
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